ゆうです。
「川尻こだまのただれた生活」に興味がある方にご覧いただき、誠にありがとうございます。
「川尻こだまのただれた生活」を知ったきっかけは、AmazonのKindleで無料マンガを探しているときにたまたま見つけました。
仕事で疲れていて、脳みそをあまり使わないライトな漫画を探していたところ、この「ただれた生活」というタイトルとなんとも書き殴った絵に惹かれてしまったんですよね。
疲れているときにジャンクフードを食べたくなる現状に似ている気がします。
もう、読んでみたらおもしろ過ぎて止まらなかった。
ご自身で怠惰生活とうたっているだけあり、最高に堕落しているんですよ。
とにかく体に悪い食べ物を食べては寝て、少し仕事してまた食べては寝ての繰り返し。
食塩と脂とお酒が好きって気持ちはとても分かりますが、多くの人はどこかで脳がストッパーをかけて控えるように努めています。
そんな努力を全くせず、心の底からジャンクフードを楽しむ姿はなんとも痛快。
ジャンクフードを食べたら体に悪いという気持ちがある一方で、食塩フリフリ、ポテチパクパク、お酒ゴクゴクをやってみたいという気持ちもわずかながらあるんですよね。
おそらくやらないけど、美味しいし楽しいんだろうなぁ。
もしやったとしたら、後で後悔するのは目に見えているんだよなぁ。
そんな最高に怠惰で堕落した日常を切り取っていて、Twitterで30万以上のフォロワーがいるという反響ぶり。
そして、2022年2月上旬から5分だけどテレビアニメ化されているという。
ご時世的に自粛が叫ばれた反動なのか、品行方正とは真反対に位置する怠惰な生活に憧れに似た気持ちがあるのではないかと勝手に思っています。
また、怠惰な生活を見ることで、自分はちゃんとした生活を送っている優越感を味わえるのも反響の一翼を担っている気がする。
現に、僕自身が少し思ってしまったので、ほかの誰かも感じているはず。
真面目な管理栄養士が読んだら発狂しそうな食生活のオンパレードで、川尻こだまさんの天才性すら感じました。
管理栄養士の端くれの僕としては真似は してはいけませんと答えつつ、本人が幸せな食事を楽しんでいるなら水を差したくないという気持ちもなくはないんですよね。
管理栄養士で不摂生している人もいるわけですから、どんなに知識があっても根源的な人の欲求である食欲をコントロールするのは至難の業。
どんなに啓発しても本人の意思がなければやらないですからね。
また、食欲を本能に任せている川尻こだまさんなのに、寿命を伸ばす努力は少しするところもおもしろい見どころです。
腕立て伏せをして視線が低くなった結果、無くしたものが見つかるって話があるんですよ。
「いやいや、目的違う!」ってツッコミを入れずにはいられなかった。
川尻こだまさんの思惑にしっかりハマっているのが全然嫌じゃない。
むしろ、一塊のサラリーマンがツッコミしたくなるネタにしてくれていて、読者のニーズを分かっているんだろうなと。
Twitterで人気が出るのもうなずけます。
あと、食事は不摂生極まりないのに、亜鉛やDHAなどのサプリメントを飲んでいるんですよ。
この健康的な食事はしたくないけど、健康でありたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
この矛盾した気持ちは多くの人が抱えているからこそ、共感を呼んでいる気もします。
書き殴ってしまいましたが、最後に「川尻こだまのただれた生活」のリンクで締めます。
優越感と共感の扉はこちらから。