ゆうです。
皆さんは、特に買おうと思っていなかったにもかかわらず、気づいたらレジに商品を持っていったり、アマゾンでポチったりする経験はありませんでしょうか。
実は、巧みに価値観をずらされている可能性があります。
もちろん、冷静に判断して必要と思って購入されるのであれば問題ないのですが、ほんとうは必要ない品の可能性も否定できません。
今回はそんな価値観をずらす営業トーク「だからこそいいんです」について。
なぜ、「だからこそいいんです」が有効なのか?
「だからこそいいんです」。
皆さんは、この言葉にどのような力が込められていると思いますか?
ずばり、短所に見えていた場所が長所に見えるんです。
予算は10万円。家電量販店に行き、冷蔵庫を物色していると営業担当に声をかけられます。
「どのような冷蔵庫をお探しでしょうか」
「予算は10万円くらいで、2人暮らしなのでそこそこ大きいくらいの冷蔵庫を探しています」
「そうなんですね。それであれば、予算にはこちらの冷蔵庫が適していると思いますが、私としては最新モデルの冷蔵庫をおすすめします」
「最新モデルは15万円もするんですね。。。」
「だからこそいいんです!型落ちモデルは10万円と安いですが、最新モデルは省エネでチルド室やパーシャルフリージング、急速冷凍などの機能がたった5万円でついてくるんですよ。日々の生活が快適になるんだったら、5万円はむしろ安いくらいだと思います。新鮮な状態で肉や魚、野菜を食べることができる機能があるのとないのとでは、日々の食卓に雲泥の差が出てきますよ」
なんて会話が行われています。
ここで注目すべき点は、予算よりも5万円高いことは正当であり、むしろお得であると認識させることです。
ここで人間の本能である「お得感」に目がくらんでしまい、営業担当は無事に商品を売り上げてノルマを達成できるのです。
「だからこそいいんです」の対処法とは?
皆さんには「だからこそいいんです」の言葉に惑わされずに、冷静に判断してもらいたいと思っています。
愛のある営業担当の「だからこそいいんです」は親切ですが、ノルマに追われた営業担当の「だからこそいいんです」は詐欺といっても過言ではありません。
そのため、対処法が必要になってきます。
その対処法とは、自分がほんとうに必要としているか判断することです。
具体的には、いま購入しようとしている商品を頭に思い浮かべ、実生活でどのように使われるか想像します。
すると、必要な機能と不必要な機能が洗い出されます。
その結果、余分な機能が搭載されていなくて過不足のない商品を購入することができるんです。
衝動買いをする人や買ってから後悔する人は、商品を実生活でどのように使うかという想像をしていない場合が少なくありません。
皆さんの中で心当たりがある方は、欲しい!と心が反応したら一度立ち止まって目を閉じ、自分の生活に商品を落とし込んでみてください。
すると、「あれ、意外と必要ないかも」と無駄な買い物を減らすことができ、そのお金でほんとうに必要な商品を購入することができます。
まとめ
今回は「だからこそいいんです」という魔法の営業トークに対する対処法をご紹介しました。
この言葉に案外騙されていることに気づいてしまった僕でして、お得感が冷静さを失わせるんですよね。
さらに、期間限定とか数量限定とか希少性まで煽られたら購入したくなるのは仕方ないことですが、客としても無駄遣いは避けたいところ。
愛ある営業担当に当たればまったく心配することはないのですが、意外と少ないのも事実。
自分の身は自分で守らなければいけないので、頭の片隅に入れておくとふと思い出せますよ。
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