ゆうです。
前回と同様、『人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」』の名言から感じたことや学んだことをお伝えします。
なぜ、「人間は強力な武器を持っているわけだよね、つまり笑いなんだ」が名言なのか?
この名言はトムソーヤの冒険の著者で知られるマーク・トウェインが残しました。
トムソーヤの冒険を知っている人は多いと思いますが、とても夢に満ちた冒険物語で自然と少年の心を取り戻させてくれます。
そんなおもちゃ箱のような夢いっぱいの物語を書いてきたマーク・トウェインは、老後にさまざま不運に見舞われてしまいます。
その結果、マーク・トウェインの最後の著書は彼の人生の悲劇投影したかのような陰鬱とした内容になっています。
しかし、その著書の中でこの名言が書かれているのです。
「人間は強力な武器を持っているわけだよね、つまり笑いなんだ」
マーク・トウェインは悲劇の渦中だからこそ、笑い、笑顔の大切に気づいたのかもしれません。
もともとトムソーヤの冒険を書けるほど少年の心を持つ人間性で陽の人なのに、わざわざ笑顔の大切さを語るところが名言になった理由なのではないかと思っています。
「人間は強力な武器を持っているわけだよね、つまり笑いなんだ」を初めて知ったとき
初めてこの名言と出合ったとき、笑って強力な武器なんだろうか?と疑問でした。
皆さんは笑えますよね。
笑いに対してそんな特別な感情を抱いたこともなければ、考えたこともありませんでした。
大爆笑したときは気持ちがスッキリするなーとは思っていましたが、強力な武器は大袈裟すぎると思いませんか?
人間だったら、ほかの動物にはない知恵とか文明とか言語とかが強力な武器になってもよさそうな感じがします。
人間の脳みそほど大きい動物はいません。ちなみに、人類を救う可能性を秘めているダチョウの脳みそはネコ並みです。
基本的に脳みその大きさに比例して知恵があるため、動物界では人間が知能王といえます。
文明も然りで、パソコンやロボットを作り出せている動物は人間以外にいません。
なので、文明も人間特有の武器といえます。
言語も人間は飛び抜けた能力を持っていて、言語で記録を残せたからこそ歴史が残っています。
ほかの強力な武器を想像した僕は、笑いはそんなに強力な武器とは思えませんでした。
「人間は強力な武器を持っているわけだよね、つまり笑いなんだ」を深く理解しようとしたとき
笑いについて調べてみると、イヌやネコ、ネズミ、類人猿は笑うそうです。
人間特有ではない笑うという行為ですが、免疫力を高める働きがあることが分かっています。
笑っている人ほど病気にかかりにくいということですね。
病は気からという言葉もあながち間違っていないようです。
この名言を深く考えてみると、笑いが武器という点がキーワードなのではと。
というのも、笑いが武器ってあまり聞かないですよね。
人間の武器が知恵や文明、言語だとしっくりしてしまいます。
それは、核兵器や戦争です。
知恵や文明、言語はいまの現実には欠かすことのできない要素ですが、使い方を間違えると相手を攻撃する武器になってしまいます。
一方で、笑いが武器だったらどうでしょう。
嫌いな相手や国を笑いという武器で攻撃するんです。
その結果は火を見るよりも明らかで、更なる笑顔が生まれます。
笑いの連鎖が起こり、脳は笑いの感情に支配されてしまって怒りを忘れてしまう。
かなり大袈裟な話にしてしまいましたが、笑いとは世界を平和にしてしまうほど強力な武器になるんです。
武器が笑いになったら世界はなんともオカシイですが、平和だと思いませんか?
実は、笑いという武器は皆さん持ち合わせているんですよね。
誰しも笑えるし、笑わせることができる。
もちろん、頭がいいことや専門知識があることは素晴らしいことです。
でも、ユニークなことも十分すごいなことを忘れてはいけません。
ユニークでウィットに富んでいることは、尊い能力です。
笑いの精鋭部隊になれば、皆さんの周りの人は笑顔になって平和が訪れることでしょう。
まとめ
今回はマーク・トウェインの名言をご紹介しました。
深く考えた部分は、深夜にラブレターを書いて朝起きて恥ずかしくなるパターンに陥りましたが、残しておくのでこんな自分を笑ってくださいね。
名言の捉え方は人それぞれなので、参考にしたこの本を読むと自分の新たな一面と出合えますよ。
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