ゆうです。
前回と同様、「人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」」の名言から感じたことや学んだことをお伝えします。
なぜ、「すべての真の生とは出合いである」が名言なのか?
「すべての真の生とは出合いである」
この名言は、ウィーン生まれのユダヤ系・宗教哲学者であるマルティン・ブーバーという人の言葉です。
なぜ名言になっているかですが、自分という存在を目の前の現実との関係性の中から捉えようとしている点といわれています。
皆さんはピンときますか?
僕はまったくピンときていません笑。
「すべての真の生とは出合いである」を知ったとき
名言に対する教養がない僕は、この名言を最初に読んだときにまったく理解できませんでした。
まず「真の生」という表現が何を指しているのかが分からない。
なんだよ真の生って。難しく表現しないでくれよ。
出合いのほうはなんとなく分かり、人間は人とかかわることで成長することを表現しているのかなと。
しかし、真の生ってどういう生活をしていたら思いつくんでしょうね。
今のところ、人生の中で真の生という言葉は使ったこともなければ出合ったこともありません。
この名言を初めて知ったときに、「ブーバーは分かっているな~」なんて思える人はごく一部な気がしてなりませんが、理解にいそしんでみます。
「すべての真の生とは出合いである」を深く理解しようとしたとき
「すべての真の生」という言葉を「人」に置き換えたら、意外とすんなり腹に落ちる感覚になりました。
「すべての真の生(=人)とは出合いである」
うんうん、シンプル。
「人とは出合いである」
とても当たり前っぽい言葉になってしまいましたが、だれでも理解される表現なりました。
人は1人では生きていけない存在であり、生きているだけで誰かに迷惑をかけています。
アドラー心理学の言葉を借りると、もし世界中で自分しかいなかったら人間関係の悩みはなくなるといいます。
自分以外の人と出合い、関係ができるからこそ悩みが発生するし、また感動が生まれるんだと思います。
なので、人は出合いそのものである。
なんて高尚な言葉を並べてみたのですが、ライスペーパーよりもぺらっぺらな僕の言葉に重なんて皆無で、一抹の悲しさを覚えました。
「すべての真の生とは出合いである」を理解する方法とは?
今回のブーバーの名言を理解するには、ご紹介した著書を読みながら自分の人生を振り返ることが大切。
なぜなら、著者の解説の部分に書かれている内容がしっくりくるからです。
ネットライフ生命の創業者である出口治明さんは、大手生命保険会社からビル管理会社に出向することになります。
いわゆる左遷ですね。
せっかく人生を捧げてきた生命保険業務を後世に残すために、『生命保険入門』という書籍を出版されます。
その四年後、あすかアセットマネジメントの谷家衛さんという方とネットライフ生命を創業するのです。
ここで注目すべき点は、もともと起業する気はなかったということ。
起業するに至ったのは、谷家衛さんという方と出合ったからなのです。
この方と出合っていなければ、再び生命保険業界に足を踏み入れることなく、別の人生があったことでしょう。
著者のエピソードから、人との出合いがすべてのきっかけであることに気づけました。
あなたの人生の中で、転機というポイントがいくつもあると思います。
その転機はどのように訪れたでしょうか。
もちろん、自分一人で切り開いた場合もあるでしょうが、多くの場合は誰かからの助言やきっかけがあると思います
いまのあなたは人(=すべての真の生)と出合った結果なのです。
私のつたない文章よりも、この著書を読んだほうが数十倍理解が深まりますので、興味が湧いた方はこちらをクリックしてレビューなどを見ることをおすすめします。
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